多和地区内の地名

 多和地区には、北から、相草あいくさ西浦山にしうらやまがく(北・東・西)・助光すけみつ経座きょうざ力石ちからいし中山なかやま(上・下)、また助光から東に向かって、東谷ひがしだに竹屋敷たけやしき槇川まきがわ菅谷すげだに兼割かねわりの各集落があります。ただし、青木は人が住んでいないため、集落ではありません。

 これらの集落は、自治会の単位にもなっていて、現在、相草・額北・額東西・助光・東谷・経座・力石・中山上・中山下・槇川・兼割・菅谷の12の自治会に分かれています。西浦山は相草に含まれ、竹屋敷は槇川に含まれます。

 さらに、これら自治会は北部・南部・東部という大きな3つの単位に編成されます。相草・西浦山・額北・額東西・助光・東谷が北部、経座・力石・中山上・中山下が南部、槇川・兼割・菅谷が東部であります。

 この3つの区分は、多和地区内での行事の際に分けられ、現在行われている護摩山祭りでは、北部・東部・南部に分かれ獅子舞が行われています。ただし、祭りの時だけ北部の東谷は南に加わる慣行になっています。

<参考文献>

「聞き書き 香川県長尾町多和の伝承」ノートルダム清心女子大学