獅子が舞い踊る「護摩山祭り」

 毎年、11月の第一日曜日に、多和地区の護摩山(ごまやま)で明治時代から続く「護摩山祭り」が行われています。

 護摩山の中腹に「金刀比羅神社」があり、そこから神社の神様を運ぶ大きな神輿と山の神様を運ぶ小さな神輿が担ぎ運ばれ、広場でその神輿の前でお祈りの儀式が行われます。その後、多和地区の3体の獅子(多和地区それぞれ北部・東部・南部の獅子たち)と徳島県美馬市脇町清水の獅子が舞い踊ります。

・神様へお祈りする儀式

・獅子が舞い踊る

 この祭りの由来は、昔、多和地区で伝染病が流行って神様にお願いしたことから始まったそうです。また、この祭りで使われる獅子は、神様の使いで、みんなの幸せをお祈りすること、お米がよくできるようにお願いをすること、お米の収穫を感謝すること、3つの思いが込められているそうです。

 普段、静かなこの護摩山は、獅子を舞う時の鐘の音が結願の里まで響き渡り、祭りを見に来た人達の熱気に包まれます。

■開催日:毎年11月の第一日曜日

■場所:結願の里の南側にある護摩山の中腹

■護摩山について こちらをご覧ください>『護摩山ハイキングコース』

<参考文献>
『多和の宝物 パンフレット』平成13年度長尾町立多和小学校3・4年生(さぬき市立多和小学校 H14.4.1)